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Monday, May 1, 2023

陸自ヘリ引き揚げ、午後にも作業着手を判断…天候不良で依然として波高く - 読売新聞オンライン

陸自ヘリ引き揚げ、午後にも作業着手を判断…天候不良で依然として波高く - 読売新聞オンライン

 陸上自衛隊員10人が搭乗した多用途ヘリコプターが沖縄県・宮古島周辺で消息を絶った事故は1日午前、海底に沈んだ機体の引き揚げに向けた準備作業が行われた。現場海域の波は前日よりやや低くなる見込みだが、依然として高い状況が続いており、自衛隊は午後にも本格的な作業を始めるかどうかを判断する。

 1日午前8時前、陸自が機体の引き揚げを委託した民間サルベージ会社の「新世丸」が、宮古島北側にある池間島の西方沖に到着。陸自によると、遠隔操作型無人潜水機(ROV)を海中に投下し、海底の状況を確認する作業にあたった。

 機体の引き揚げは、大型の網を使って行われる予定になっている。4月29日には網が海中に投入され、30日に作業が本格化する見込みだったが、波が高いため中断された。

 気象庁によると、宮古島地方の1日の天候は、曇りや雨。前日に2・5メートルだった波の高さは2メートルと予測されている。宮古島を含む沖縄南方の海上では風が次第に強まり、夜には最大風速が15メートルに達する見込み。

 機体は事故前にレーダーから消えた地点から、約4キロ離れた水深106メートルの海底で発見された。現場は急に深くなる「海底の崖」のような場所で、政府関係者によると、機体の胴体部分のほか、残骸が複数見つかっているという。

 事故機内の後部には、飛行時の姿勢や高度を記録する「フライトレコーダー」が搭載されていた。見つかれば事故原因の究明に向けて大きな手がかりになるが、これまでの捜索では見つかっていない。

 自衛隊は可能な限り機体の部品を回収し、事故原因の特定につなげたい考えだ。機体周辺からはこれまでに隊員5人が収容され、死亡が確認された。現場に残る1人の収容と、行方不明のままの4人の捜索も急ぐ。

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2023-05-01 03:00:00Z
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