ウクライナのハンナ・マリャル国防次官は28日、南部ザポリージャ州で南下を図る「ザポリージャ戦線」上の集落ロボティネを完全に奪還したと発表した。軍は南進を続けており、露軍が周到に準備した防衛線打開の兆しが出てきた。
ロボティネは戦線の起点オリヒウから約10キロ・メートル南方に位置する。露軍は地雷原や
ロボティネ入りした部隊の指揮官は、「地雷が埋まった主要道路を越えた。ここからはより速く前進できる」とロイター通信に述べていた。
足踏みしていた戦況の打開には、ウクライナ軍が精鋭部隊を投入するなど戦力を集中させたことが影響した可能性がある。
英紙ガーディアンは26日、関係筋の話として、米英とウクライナ軍の最高幹部が8月中旬にポーランドとウクライナの国境で非公開の会談を行った後、ウクライナ軍が戦力を「ザポリージャ戦線」に集中させる戦略に切り替えたと伝えていた。ウクライナ軍はこれまで三つの戦線に戦力を分散させていたが、米側から兵力を一つの戦線に集中するよう勧告を受けていた。
東部ハルキウ州クピャンスクからドネツク州リマンに延びる戦線では、露軍の砲撃が連日続くなどウクライナ軍は苦戦を強いられている。英国防省は26日の分析で、「今後2か月間で露軍が攻勢を強める可能性がある」と指摘した。
2023-08-28 14:00:00Z
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