陸上自衛隊郡山駐屯地（福島県）に勤務していた元自衛官・五ノ井里奈さん（２４）への強制わいせつ罪に問われた元隊員の３被告（いずれも懲戒免職）の公判が３０日、福島地裁（三浦隆昭裁判長）であった。検察側は３人にいずれも懲役２年を求刑、弁護側は無罪を主張して結審した。判決は１２月１２日。
起訴状によると、３人は２０２１年８月３日夜、北海道の陸上自衛隊演習場の建物内で隊員らと飲食中、五ノ井さんに格闘技の技をかけてあおむけに倒し、体に覆いかぶさってわいせつな行為をしたとされる。弁護側は「技はかけたが、わいせつな行為はしていない」などと主張している。
３人はいったん不起訴（嫌疑不十分）となったが、郡山検察審査会が昨年９月に不起訴不当と議決。福島地検が再捜査し、今年３月に在宅起訴した。
2023-10-30 06:10:00Z
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