[ワシントン/東京 7日 ロイター] - 米軍は6日、鹿児島県の屋久島沖で先月末に起きた輸送機オスプレイの墜落事故を受け、同機の飛行を一時停止すると発表した。
空軍特殊作戦司令部(AFSOC)は声明で「予備的な調査によると、機材の故障が事故原因となった可能性があるが、問題の根本原因は現時点では不明だ」と述べた。また、海軍も保有するオスプレイの飛行停止を明らかにした。
事故は先月29日に発生。墜落機は定期訓練中で8人が搭乗していた。米軍は事故後、安全を確認した同型機について飛行を継続すると発表していた。
AFSOCは「飛行停止により原因と勧告について判断するための徹底的な調査の時間を取り、空軍のCV22部隊が飛行業務に戻ることを確実にする」と述べた。
米ベル・ヘリコプターと共同でオスプレイを開発した米ボーイング(BA.N)によると、これまで400機以上を納入し、日本などに駐留する米空軍のほか海兵隊や海軍が主に運用してきた。
日本の防衛省は事故を受けて、陸上自衛隊が運用するオスプレイの飛行を当面見合わせることを決めている。
松野博一官房長官は7日の会見で「飛行の安全を確保することが最優先であることは言うまでもない」との見解を示した。自衛隊もオスプレイを運用しており、引き続き米側に情報共有を求めるとした。 もっと見る
在日米軍のオスプレイを巡っては、2016年に沖縄県名護市の浅瀬に不時着した事故が起きている。
米航空安全財団によると、オスプレイの試験飛行中も含めた運用時の墜落事故でこれまでに少なくとも50人が死亡しており、このうち20人以上が2007年に実戦配備されて以降の事故だった。
今年8月にはオーストラリア北部沖で豪軍などと合同訓練中だった米海兵隊のオスプレイが墜落し、乗っていた隊員3人が死亡した。 もっと見る
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2023-12-07 04:55:06Z
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