自民党の二階俊博・元幹事長は中国に独自の人脈を持ち、国内でも小池百合子・東京都知事と気脈を通じるなど外交や内政、政局で独自の存在感を発揮してきた。政府・自民は二階氏の次期衆院選不出馬による影響を注視している。
二階氏は議員外交に意欲的で、日中関係を巡っては政府間外交の地ならし役も担ってきた。党総務会長だった2015年には、沖縄・尖閣諸島の国有化で冷え込んだ両国関係改善に向け、約3000人を率いて訪中し、
中国政府が関係を重視してきた二階氏が一線から退くことになり、日中間のパイプが細くなるとの見方も出ている。政府高官は「日中関係への余波を慎重に見極める必要がある」と指摘する。
二階氏と小池氏は新進党や保守党などで共に行動した間柄で、小池氏は現在も二階氏と面会を重ねている。小池氏を巡っては、7月の都知事選に出馬せず、4月の衆院東京15区補欠選挙や次期衆院選に立候補する可能性が取りざたされている。二階氏はかつて「国会に戻ってこられるなら大いに歓迎」と語っており、自民幹部は「二階氏の勇退が小池氏の動向にどう影響するかは見通せない」と話す。
小池氏は25日、東京都庁で記者団に「驚くとともに、二階先生らしい決断だと思った。これからも色々と教えていただくことも多いかと思うし、学ばせていただいたことを東京で生かしていきたい」と語った。
2024-03-25 09:10:00Z
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