2021年02月27日06時56分
【ニューヨーク時事】ミャンマーのチョー・モー・トゥン国連大使は26日、ミャンマー情勢をめぐる国連総会の会合で「国民に選ばれた政府」を代表して演説し、民政復帰に向けて「最も強力な行動」を取るよう国際社会に要請した。政府当局者が実権を握る勢力と異なる見解を示す演説は極めて異例で、欧米などから「勇敢」とたたえる声が上がった。
大使は「今はミャンマー国軍の戦争犯罪や人道に対する罪を国際社会が黙認する時ではない」と強調。「軍事クーデターを即座に終わらせ、無実の人への弾圧を止め、民主主義を回復させるには、国際社会からさらなる可能な限り最も強力な行動が必要だ」と呼び掛けた。クーデターを強く非難する声明の発表なども促した。
大使は、最後はミャンマー語でメッセージを発信し、独裁への抵抗を意味する3本指も掲げた。総会議場からは拍手が起きた。
トーマスグリーンフィールド米国連大使は「国連大使のようにミャンマー国民は(抗議デモなどを通じて)声を聞いてもらおうとしている」と指摘。全加盟国に対し、「あらゆる可能なチャンネルを使って国民への暴力は容認できないと国軍に伝えるよう求める」と訴えた。石兼公博国連大使は「民主化プロセスに逆行するいかなる行動にも反対する」と語った。
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