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Wednesday, February 17, 2021

ワクチン接種で発症・重症が激減、臨床と同等の有効性確認…世界1・8億回のデータ蓄積 - 読売新聞

ワクチン接種で発症・重症が激減、臨床と同等の有効性確認…世界1・8億回のデータ蓄積 - 読売新聞

 米英やイスラエルなどでは、日本に先駆けて新型コロナウイルスワクチンの接種が始まっており、実際の接種現場におけるデータが蓄積されだした。臨床試験とほぼ同等の有効性が裏付けられている。

 英統計サイト「アワー・ワールド・イン・データ」によると、世界では16日現在、1億8000万回以上のワクチン接種が行われた。

 最も接種が進むイスラエルでは、人口923万人の4割超が少なくとも1回の接種を受けた。同国の医療組織「クラリット」は14日、米ファイザーのワクチンを接種した60万人を未接種の60万人と比べ、発症者が94%減ったと発表した。重症例も92%減少したという。約4万人が参加したファイザーの臨床試験では、ワクチン接種で発症者数が95%減っており、これとほぼ同等の結果だ。

 英国でも、優先接種の対象となっている80歳以上で、ワクチンの効果が出始めていると、英オックスフォード大などの研究チームが発表した。9日時点で、新型コロナに感染した80歳以上の高齢者の死亡率が、1月上旬に比べ30%以上減ったという。接種が後回しとなっている65~79歳では、死亡率の減少率が10%台にとどまった。

 東京大の石井健教授(ワクチン科学)は「臨床試験の結果が再現された。安心材料が追加されたという意味では歓迎できる」と話す。

 ワクチン接種を受けたことを証明する「ワクチンパスポート」を発行して移動の自由を保証し、経済活動の立て直しに役立てようとする動きも出ている。

 イスラエルは、2回目の接種を終えた人に証明書の発行を始めた。保有者には映画館やホテル利用のほか、国内外の自由な旅行も認められる。AP通信によると、デンマークやスウェーデンも、携帯電話に接種の証明書を表示するシステムの開発を進めているという。

 ただ、各国の証明書に共通の書式はなく、入国時の規制もばらばらなままだ。米マイクロソフトなどは1月、ワクチン接種履歴を示す世界共通の電子証明書を開発すると発表しており、実用化が期待される。

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2021-02-17 20:00:00Z
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