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Thursday, October 28, 2021

最も利用するのは「iPhoneのヘルスケアアプリ」 MMDが医療/ヘルスケアアプリを調査 - - ITmedia

 MMD研究所は、10月28日に「ヘルスケアアプリと医療DXに関する調査」の結果を発表した。スマートフォンを所有する18歳〜69歳の男女5984人へ予備調査を行い、医療/ヘルスケアアプリの利用経験者541人へ本調査を行ったものとなる。

 予備調査で健康管理やダイエットなどのヘルスケアサービスや、オンライン診療などの医療サービスを利用できるアプリを知っているか聞いたところ、認知は75.2%に。年代別で見ると、「現在利用している」は20代(957人)が最も多く32.1%、次に10代(186人)が29.6%、30代(1082人)が26.3%で、「全く知らない」は30代が最も多く28.2%、次に40代(1352人)が26.7%、60代(1174人)が24.6%となった。

MMD研究所 医療/ヘルスケアアプリの認知や利用状況(年代別)

 医療/ヘルスケアアプリを利用しない理由(複数回答)は「利用するきっかけがなかったから」が最も多く29.2%、次に「健康データを記録するのが面倒だから」が28.8%、「利用するメリットがないと思ったから」が18.0%。利用したい機能(複数回答)は「健康管理(バイタルサイン)」が最も多く47.6%、次に「ダイエット/美容」が30.3%、「メンタル(ストレス)ケア」が24.7%となっている。

MMD研究所 医療/ヘルスケアアプリで利用してみたい機能

 医療のデジタル化で求める機能や利用してみたいサービス(複数回答)は「普段貯めた健康データを受診時に活用」が最も多く50.7%、次に「受診/健診結果をデータ化し、比較/分析」が50.5%、「オンラインまたはAI問診/診療」が48.6%となった。

MMD研究所 医療のデジタル化で利用してみたい機能や求めるサービス

 医療/ヘルスケアアプリの利用開始時期は「2017年以前」が16.5%、「2020年1月〜6月」が11.3%、「2020年7月〜12月」が10.9%で、新型コロナウイルス流行期を含む「2020年1月〜6月」以降に利用開始した人は約4割となった。利用する目的(複数回答)は「データを使って健康管理したいため」が最も多く39.4%、次に「健康管理のモチベーションを高めるため」が34.4%、「ダイエットのため」が29.2%となった。

MMD研究所 医療/ヘルスケアアプリを利用し始めた時期
MMD研究所 医療/ヘルスケアアプリを利用する目的や理由

 最も利用するヘルスケアアプリについて「多機能のヘルスケアアプリを利用している」と回答した人は84.1%、「単一機能のアプリのみ利用している」と回答した人は15.9%。多機能のヘルスケアアプリを利用している455人へ最も利用するアプリを聞いたところ「iPhoneのヘルスケアアプリ」が25.7%、「dヘルスケア」が18.7%、「FiNC」が11.2%となった。

MMD研究所 最も利用するヘルスケアアプリ

 dヘルスケア、auウェルネス、HELPO、LINEヘルスケア、LINEドクターを最も利用すると回答した115人へ、オンライン診療の受診や相談について複数回答で聞いたところ「オンライン診療を受けたことがある」が26.1%、「オンライン健康医療相談をしたことがある」が17.4%、「受診したり相談したことはない」が60.0%となった。

MMD研究所 オンライン診療やオンライン健康医療相談を受けたことがあるか

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