３１日のハロウィーン当日を前に、東京都渋谷区の渋谷駅周辺などは２９日、アニメキャラクターなどの仮装をした多くの若者や訪日外国人らでにぎわった。新型コロナの感染状況の落ち着きを踏まえ、今年は同区からの来訪自粛要請がなく、路上に多くの人が密集して移動が困難になるなど、一時騒然とする場面もみられた。
この日は日中から、様々な仮装をした人たちがセンター街やスクランブル交差点に姿をみせたほか、ディスカウント店「ＭＥＧＡドン・キホーテ渋谷本店」は、ハロウィーングッズを求める人々でにぎわっていた。
友人とおそろいの悪魔のコスチュームを着た足立区の会社員の女性（２１）は「一度は来たいと思っていた渋谷のハロウィーンにやっと来られた。記念撮影を楽しみたい」と興奮気味に話した。
入国制限が緩和されたこともあって外国人客の姿も多くみられた。シンガポールから訪れたデビッド・チョウさん（３７）は、「渋谷のハロウィーンはとても有名。大好きなアニメのコスチュームを着て思い出を作りたい」と話した。
夕方になると人の数は一気に増加。警備員らが安全な歩行を呼びかけた。
友人と２人で買い物に来ていた北区の会社員の女性（２４）は、「店から出たら歩道が人であふれかえっていて驚いた。センター街にはすし詰め状態のところもあり、押しつぶされそうになり怖いので早く渋谷から離れます」と足早に駅に向かった。
2022-10-30 03:25:00Z
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