モロッコの地震について、専門家は、活断層で起きた地震で最も揺れが強かったところでは、気象庁が使用している階級で震度5強から震度6弱程度に相当するとした上で、建物の耐震性が高くないことや、夜に地震が起きたことで被害が広がった可能性があるとしています。
USGS=アメリカの地質調査所によりますと8日深夜、日本時間の9日午前7時すぎ、モロッコ中部のマラケシュから70キロほど離れた内陸部の深さ26キロを震源とするマグニチュード6.8の地震がありました。
地震活動に詳しい東京大学地震研究所の佐竹健治教授は、アフリカプレートの内部の活断層で発生した地震で、岩盤どうしが押し合い片方の岩盤がもう片方の岩盤の上に乗り上げる「逆断層」というタイプだったとしています。
揺れの強さについては、気象庁が使用している階級に置き換えると、最も強かったところで震度5強から震度6弱程度に相当するとしています。
モロッコ北部はアフリカプレートとユーラシアプレートの境界に近いため地震活動が活発ですが、今回地震があったモロッコ中部は比較的活動の頻度が低いため、建物の耐震性が高くない可能性があるとした上で、深夜に地震が起きたことも重なり被害が拡大した可能性があるとしています。
佐竹教授は「今後1週間程度は同じような規模の揺れが発生するおそれがあり、建物のさらなる倒壊や山間部の土砂災害などに注意する必要がある」と話しています。
2023-09-10 04:58:33Z
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