【速報中】京アニ事件 青葉被告への主文後回し 13:00再開予定 - nhk.or.jp
2023年9月5日 初公判
初公判で、被告は起訴された内容を認め、「当時はこうするしかないと思って事件を起こしましたが、こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っておらずやりすぎだった」と述べました。
9月6日~7日 証拠調べ
2回目の裁判では、被告が取り押さえられた際に「小説をパクられた」などと叫んでいた音声データが再生されました。
さらに、京都アニメーションの作品と被告が書いたとする小説との比較も行われ、アニメで描かれた3つのシーンについて、被告が自分の小説にも同じような描写があると供述していたことが明らかにされました。
9月7日~25日 被告人質問
3回目の裁判からは被告人質問が行われ、小説を応募した理由について、職場で過去の犯罪歴を知られたと考えて仕事を続けられなくなったとしたうえで、小説に全力を込め暮らしていこうと思ったと説明しました。
しかし、7年以上かけて書き上げたとする応募作品の落選のショックは大きく、その後小説のネタ帳を燃やしたとし、「つっかえ棒みたいなものがなくなってしまい、よからぬ事件を起こす方向に向かった」などと話しました。
また、犯行直前には実行するかためらったとしたうえで、「自分のような悪党でも良心の呵責(かしゃく)はあり、悪いことだとは思っていた」などと話しました。
9月27日~10月11日 証人尋問など
10回目からの裁判では、証人尋問が行われ、被告が火をつける瞬間を目撃したという社員が状況を証言しました。
また、京都アニメーションの八田英明社長が証言し、「小説のアイデアを盗まれた」という被告の主張に対して、「ひとさまのアイデアを盗んだりできる会社ではない」と述べました。
10月23日~10月30日 責任能力の審理
13回目からの裁判では被告の責任能力について集中的に審理が行われ、被告の精神鑑定を行った2人の医師が出廷し、それぞれ異なる見解を示しました。
被告が起訴される前に検察の依頼で鑑定した医師は、「妄想で京アニに小説を盗作されたと考えたあと犯行にいたるまでに直接抗議するなどの現実的な行動は起こしておらず妄想は被告の言動に著しい影響を及ぼしていない」と述べました。
一方、起訴されたあと、弁護側の請求で鑑定した医師は、「被告は犯行以前も問題が生じると職場を退職するなど、相手と関係を絶つという解決方法をとってきた。京アニに対しては『盗作され続ける』と妄想し、関係を絶つために犯行に及んだ」と述べ、妄想が犯行に影響したとしました。
11月6日 中間論告・中間弁論
16回目の裁判では責任能力について検察の中間論告と弁護側の中間弁論が行われ、その後、裁判員と裁判官は非公開で中間評議を行いました。
11月27日~12月6日 情状の審理
17回目の裁判からは刑の重さを決める情状に関する審理が行われ、遺族や被害者が直接、心情を述べました。
遺族の1人は「娘を返してください。せめてそばで、一緒に死ねたらよかった。甘えん坊なあの子に寄り添っていたかった」などと悲痛な思いを訴えました。
また別の遺族は亡くなった娘と対面した際、ほおずりをして子守歌を歌ったことを紹介していました。
そのうえで実際に法廷でその子守歌を歌い、被告には死刑を望むと強く訴えました。
21回目の裁判では、最後の被告人質問が行われ、遺族の1人から遺族や被害者に対してどう思うか直接問われると、被告は「申し訳ないと思います」と答え、この裁判ではじめて謝罪のことばを述べました。
12月7日 最終論告・最終弁論・結審
そして、22回目の裁判で検察が死刑を求刑したのに対し、弁護側が改めて無罪を主張し、すべての審理が終わりました。
Adblock test (Why?)
2024-01-25 03:26:53Z
https://news.google.com/rss/articles/CBMiPmh0dHBzOi8vd3d3My5uaGsub3IuanAvbmV3cy9odG1sLzIwMjQwMTI1L2sxMDAxNDMzMzEwMTAwMC5odG1s0gFCaHR0cHM6Ly93d3czLm5oay5vci5qcC9uZXdzL2h0bWwvMjAyNDAxMjUvYW1wL2sxMDAxNDMzMzEwMTAwMC5odG1s?oc=5